リア席モニターの考察

今回、考えてみるのは、3列シート(別に2列でもかまいませんが)車におけるリア席モニターです。
いつものように整理してみましょう。

大きく分けて、
①モニターの大きさ
②取り付け位置
③モニター機能

①モニターの大きさですが、
取り付け位置にも関係してきますが、大きければ、大きいほど良い訳でも在りません。
解像度が低く、画面サイズが大きいものは、かなり画像が荒く、疲れてしまいますし、
アナログテレビは受信感度が悪い場合も疲れます。
ワンセグテレビもワンセグの受信感度が悪いものも、かなりひどい画像になってしまいます。
画面サイズを大きくするよりは、解像度が高くして8インチ~10.5インチ前後に抑えた方がお勧めです。

②取り付け位置ですが
大きく分けて3種類あります。

●ヘッドレストに取り付ける
ヘッドレストをそのままモニター付きのものに交換してしまいます。
配線のみですので工賃はそれほどかかりませんし、ほとんどの場合2個セット
ですので、お値段も他のモニター1個と変わりありませんし、場合によっては
セカンドシートとサードシートに一つづつも可能ですが、
車検対応では在りません。

●ヘッドレストからアームで取り付ける
取り付け工賃が一番安く、お手軽に取り付けできますが、
取り付け方法が無骨(見栄えがあまりよくない)ですし、サードシートからの視認性は悪いです。

●天井から吊り下げる
取り付け工賃がかなりかかりますが、取り付けが大変スマートで
セカンドシート、サードシートどちらからも視認性は良いです。
ただモニターの大きさや、取り付け位置によっては、運転席からの
ルームミラーの視認性を妨げます。

③モニター機能ですが
大きく分けて2種類あります。

●モニターのみ
フロントヘッドユニットをそのままモニターとして使用するため、フロントヘッドユニットと
同じ画面を視聴することになりますが、最近の物はフロントにナビ、リアにテレビやDVDなどの
使い分けは可能です。(フロントテレビ、リアDVDは不可フロントはナビのみ)

●モニターに付加機能付き
リアモニターにDVDやテレビ、などの付加機能が付いていて、フロントとは別のソースが視聴できるものです。
ただしこの場合は、車内スピーカーはフロントソースを出力していますので、リアはヘッドホン視聴になります。

大別しましたが、取り付け費用や安全面、頻度を考えてから選択しないと、大変お高いものになって、
なおかつあまり使わないものになってしまいます。

今後はお客様の許可を得た場合は取り付け写真を掲載して行きます。