デッドニング施工!!

エリシオンにデッドニング施工をしました。
当然1日作業になると思っていましたし、入梅宣言された時期なので、6月10日(水曜日定休日)に決行しました。

まず、フロントドアの内張りをはずします。(はずし方は各車種違いますので省略)
白いビニールをはずします。はずしたビニールは使用しませんので、捨ててください。
但し、ねばねばが沢山付いていますので、洋服や車などに着かないように注意してください。(付いてしまうと、とるのにかなり苦労します。)

フロントドアの内張りをはずした状態

次に、ドア側に付いたネバネバの除去です。(赤い丸の部分)
この除去も要注意です。くれぐれも、お車や、洋服などに付けないように、
また作業中、手に付いたものが、他に二次感染する場合がありますので注意してください。

ドア側に付いたネバネバ

ネバネバの除去には他の方の作業を参考にすると、割り箸が良いようです。
割り箸のおしりの部分を斜めにカットしたもので、根気よく、取り除いてください。

割り箸でネバネバ除去

塊を取り除いたら(全てが割り箸で取り除けませんので)、ブレーキパーツクリーナーなどで残っている部分を綺麗にします。私が使ったのはこれ!!

ブレーキパーツクリーナー

残っている部分に吹きつけ、ウエスなどで綺麗にふき取ってください。
完了したら、作業に邪魔なスピーカーや、コネクターやコード、金具などをはずします。
はずした穴は最後に取り付けるときに、位置がわからなくなりますので覚えておくか、チェックが必要です。

ネバネバ除去完了

今度はインナー・アウターパネル共に(貼り付け部分)キットの前処理ウエスで、油分・水分、汚れなどを綺麗に拭きとります。このときに穴に手を入れてふき取りますので、手をきらないよう注意してください。

汚れ、油分・水分のふき取り

アウターパネルに制震材を貼り付けますが、制震材は張りやすい大きさにカットしてから貼り付るのですが、反対側のドアの分も同じ大きさでカットしておくと、作業効率が上がります。
制震材は堅い場合や、織り筋が残っている場合は、広げて常温(太陽光)にさらしておきましょう。かなり作業がラクになります。
張り終えたら、付属のへらやローラーでごしごししごいて、確実に圧着してください。
圧着が不十分ですと制震効果半減です。

制震材の貼り付け

ちなみにエリシオンの場合、一部に制震材が貼ってありました。

純正制震材

制震材の上から吸音シートを貼ります。貼り直しはできませんので、制震材同様、確実に貼れる大きさにカットして、スピーカー背面部分の中心に貼ります。

吸音シート

次にインナーパネルの制震作業です。
サービスホール(穴の開いている部分)を中心に、振動しそうな部分に貼り付けていきます。コード類はその上から貼り付けるか、切れ込みなどを利用してうまく逃がしてください。コードストッパーやビス穴はチェックしておくか、覚えておきましょう。
貼り付けが完了したら付属のへらでよく圧着してください。圧着が不完全ですと効果が半減します。(赤丸の部分に音を逃がすホールを開けると、音がこもらないとの情報がありますので、試してみてください)
内張りがあたる部分に防音テープを貼ります。内張りをはめたときに見えないよう気をつけてください。

インナーパネルの制震

内張りの処理ですが、インナーパネルに干渉しそうな部分に防音テープを貼ります。
白いものは純正で貼ってあった防音材です。

内張り

このあとははずした作業の逆に、全て元に戻して、完了です。
作業説明は、DVDロムがキットに付属されていますので、(オデッセイが見本)
そちらのほうが解りやすいかも知れません。

効果ですが、大変素晴らしいです。
今回はエリシオンの諸事情があり、純正のままの施工でしたが、ひとつずつの音がはっきりしましたし、高音、低音共に伸びやかで、クリアになりました。
スピーカーやデッキ、ソースなどを変えるのも良いですが、デッドニングはどんなスピーカーやアンプ、ソースにもそれなりに効果を発揮するので一番最初に試してみる価値があると思います。
作業を自分ですれば、お値段も7千円前後ですむため、費用対効果は抜群です。