ボディーカラーの考察

今回考えてみるのはボディーカラーです。
ボディーカラーに関しては、お客様の中でもかなりはっきりしたビジョンをお持ちの
方が多いようです。

大きく分けて下記の5種類に分けられると思います。

①パールー&ホワイト
②ブラック
③シルバー
④ライト系
⑤ダーク系

①パール&ホワイトは安定した人気(流行に左右されない)が在りますし、
お客様の多くが満足される(ホワイト系なら妥協できる)カラーです。
またパールは独自の美しさがありますし、多少の磨き傷はそれほど目立ちません。

ただし、パール系のお車の多くが新車時に3万~6万前後、他の色より価格が高く、
中古車市場でも若干反映されています。
また、洗車などのお手入れを怠ってしまうと、水垢がこびりつき、通常の洗車では水垢が落ちなくなり、
ホワイトボディーに黒い水垢で、ものすごく汚れが目立ってしまいます。

②ブラックは最近ご要望の多いボディーカラーです。
こまめに洗車をして、きれいにしていると、独特の濡れたような艶があり、鏡のように反射や映りこみ
が大変キレイですので、ブラックがお好きな方は妥協されないようです。

ただし、ほこりや汚れが目立ちますので、お手入れしないと実際よりも汚れて見えますし、
洗車傷や磨き傷が目立つので、機械式の洗車機で洗車すると磨き傷だらけになってしまいます。
また夏はボディー表面が大変暑くなります。

③シルバーは汚れが目立ちませんし、他のボディーカラーと違い、威圧感や派手さが無く、
飽きのこないボディーカラーです。あまり車のお手入れの出来ない方やめんどくさがりな方には
好都合のボディーカラーですし、フアンも多いです。

ただし、地味?で高級感などは①②に比べるとかなり落ちてしまいますし、
お手入れしても、しなくてもそれほど差が出ません。

④ライト系はコンパクトカーや最近ではスポーツ系に多い、ライトブルー、イエローラベンダーなどです。
どちらかというと①に近い分類ですが、派手さや、かわいらしさがあり、女性に人気があります。
中古車市場では最近玉数も増えてきていますし、かなりチョイスの幅も増えました。

⑤ダーク系は今は少ないですがガンメタやブルーマイカ、エンジ、などです。
②と③の中間的なカラーで、お手入れなども良いとこ取り的な存在です。

①~⑤の中で、お車によってはシンボルカラーが存在します。
たとえばインプレッサのブルーやスカイライン(何代目の?)のガンメタ、レガシーWのブルーマイカ、
などなどです。

お客様の好みが一番はっきりとされているのがボディーカラーですので、分類して考えてみるのも
無意味のような気がしますが、中古車の場合は新車と違い、ボディーカラーをオーダーできない分
妥協される場合も多いと思いますので、その場合に備えて考えてみてください。