3時10分 決断のとき

最近お客様にお奨めのDVDは?と聞かれることが多く、久しぶりに紹介させていただきます。
あくまで私の主観で選んでいますし、メジャーな作品は、皆さんご覧になっているでしょうから、あえて選択からはずさせていただいています。また、私のコンデション(感情)にもよりますので、当然、評価なんておこがましい物ではありません。
奨められて面白くなかったらごめんなさい。

久しぶりのお奨めDVDは3時10分、決断のときです。

監督:ジェームズ・マンゴールド
製作総指揮:スチュアート・ベッサー
原作:エルモア・レナード
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:ラッセル・クロウ クリスチャン・ベール ベン・フォスター ピーター・フォンダ

ストーリーは南北戦争で怪我を負って片足が不自由な牧場主(クリスチャン・ベール)が、地元の権力者に水を止められて、借金を背負いつつ、妻と子供2人と生活しているところに、駅馬車強盗の首領(ラッセル・クロウ)が捕まり、駅までの護送を200ドルで引き受け、3時10分の護送列車に乗せるまでの話です。

57年の傑作西部劇のリメイクですが(当然私でもオリジナルは知りません)、ラッセル・クロウとクリスチャン・ベールの微妙な人間関係が妙ですし、西部劇特有の派手な撃ち合いはラスト20分まではありません。

何が善で何が悪かではなく、人間の意地やこだわりといったものを感じる作品です。
正直なところ最初の1時間は少しダルイですが、徐々に引き込まれていき、ラスト20分は、ハラハラドキドキ、ラストは賛否両論がおきる展開です。

「なぜそうするの」というシーンが沢山出てきますが、女性よりは男性のほうが理解しやすく、胸を打つ作品だと思います。

話題作のようにレンタルDVD店に沢山は並んでいませんので、注意してさがして、見てみてください。